2017 04/06 19:07
ハァモニィベル
渚鳥は、南へ飛び去ったと思ったので、
誰も来ないと思っていたのだが・・・、まあいいや。
*
>>392への批評
言語量の不足ということを考えさせられる作品であった。
それは、圧縮的表現が悪いということではいし、言葉足らずな書き方だから、というわけでもない。
言ってみれば、この作品が作品と呼ばれる為には、もっと行数が続かなくてはならない
ということだ。
よくクロールの息継ぎが出来ない人が25mプールの途中でいちど立ってから、また泳ぎ始めて、また少しすると立ち上がるのを見るが、言語的swimmingにおいて、息継ぎが下手だと、一行一行の終わり方も、一篇の終わり方にも、そういうギコチなさが感じられる。
どんな文体、作風で書くにせよ、イメージは鮮明にすべきではないだろうか。と私などは思うから、
わたしなら、ワンシーンを一行で書くか、全体でワンシーンを書く様に心掛ける。
月光のJ
足音が消えた。
火花も尽きた。
白煙の白ウサギは通路1で3回咳をした、が、
それを聞いた者もいない。
その盤面上に
撤退する兵も、もうなかった。
焼きリンゴを乗せたまま
ゆらいだ
Jは塔の
空に浮かぶ
夜が明けるのを待つ
25階に隠れた
王様は
地下の門から這い出て
夜の羊飼いになる。
水色のルークだけが
北北西の森の琥珀に
なった。
*
作品(
>>392)は、
タイトルと、最終行に作者のマインドが
感じられるので、タイトルについても一言。
なぜ、laugh にしたのだろう。
というのは、smile もあるからだ。
聴覚的な笑いを選んだのが、意識してなら課題とマッチしてgoodだが、
最終行ともマッチさせるなら、タイトルは、
The Moon has been laughing
がいいかも知れない。
が、あくまで
A moon で、月は一つではない、という世界観なのであれば、
オレンジ色の電球の下の景色とも取れるから、それなら、laugh よりsmile がいい。
一言といって、長くなってしったので最後に一言。
laugh は 詩 で使えば、風景が生き生きしてるという意味にもなる。
よって、タイトルを生かすような、生き生きしたイメージが求められるように思った。
以上