【petit企画の館】/蝶としゃぼん玉[338]
2017 01/15 21:47
ハァモニィベル

*

>>337(事件No.6)

 こういうのは、それなりに成立する作風、と言えますね。
 褒めるにせよ、貶すにせよあまり気が入らない評が集まりそうな印象を(わたしは)
持つ様な作品です。

 こういう作品の場合は、作者が金井美恵子的な感性を備えていて欲しい、
そういう作品なんだろう、と思います。

 大衆的なオモシロさとか、文芸的な美しさとか、と同じ高さで、その中間にあるのが名作
であるのが、名作のもつ凄さだと言えるかもしれませんが、その高度が低くなるほど、退屈
になる。そんな気がしています。

 内容で、にしろ、文章で、にしろ、どっちみち、感性が、読者を最後まで惹きつけるポイ
ントでしょうから、こういう作品の本来の書き手というのは、

 冒頭の、「ぎゅう」 のところに、作者の個性が出るものだし、最後の、「果物を食べ」
るところに至っても、読者を逸らさないものだ、

 など、そんな事をふと思う作品でした。




>>335(事件No.5)

 刀、銘刀ばなしは、私は(詳しくはないけど)好きかも知れません。

 ムラマサ は、確かに、見た瞬間よい、という感じなのが、(私的には)凄いところです。

  他のカタナには無いフォルムを持っているんでしょうが、物理的フォルムを真似れば
はたして、ムラマサになるのか、は疑問です。

 村正は、その形を目指して作ってるわけではなく、村正が作ると、ムラマサになる。そう
いうものの様な気がします。

 *

 因みに、私がかなり好きな 刀 は、 キヨマロですね。(正しくはスガマロだそうですが)
尖端部分の形状に、斬るという本質的な機能が融合した美を感じます。

そして、
 一番好きなのは、その源清麿の兄の作、
  マサヲ〈真雄〉 です。


(刀工、山浦真雄の逸話は下記参照)
http://blog.goo.ne.jp/kelu-cafe/e/50637b7487e11ab6fc2578d1ec6ee425


スレッドへ