2017 01/15 21:47
ハァモニィベル
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>>337(事件No.6)
こういうのは、それなりに成立する作風、と言えますね。
褒めるにせよ、貶すにせよあまり気が入らない評が集まりそうな印象を(わたしは)
持つ様な作品です。
こういう作品の場合は、作者が金井美恵子的な感性を備えていて欲しい、
そういう作品なんだろう、と思います。
大衆的なオモシロさとか、文芸的な美しさとか、と同じ高さで、その中間にあるのが名作
であるのが、名作のもつ凄さだと言えるかもしれませんが、その高度が低くなるほど、退屈
になる。そんな気がしています。
内容で、にしろ、文章で、にしろ、どっちみち、感性が、読者を最後まで惹きつけるポイ
ントでしょうから、こういう作品の本来の書き手というのは、
冒頭の、「ぎゅう」 のところに、作者の個性が出るものだし、最後の、「果物を食べ」
るところに至っても、読者を逸らさないものだ、
など、そんな事をふと思う作品でした。
>>335(事件No.5)
刀、銘刀ばなしは、私は(詳しくはないけど)好きかも知れません。
ムラマサ は、確かに、見た瞬間よい、という感じなのが、(私的には)凄いところです。
他のカタナには無いフォルムを持っているんでしょうが、物理的フォルムを真似れば
はたして、ムラマサになるのか、は疑問です。
村正は、その形を目指して作ってるわけではなく、村正が作ると、ムラマサになる。そう
いうものの様な気がします。
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因みに、私がかなり好きな 刀 は、 キヨマロですね。(正しくはスガマロだそうですが)
尖端部分の形状に、斬るという本質的な機能が融合した美を感じます。
そして、
一番好きなのは、その源清麿の兄の作、
マサヲ〈真雄〉 です。
(刀工、山浦真雄の逸話は下記参照)
http://blog.goo.ne.jp/kelu-cafe/e/50637b7487e11ab6fc2578d1ec6ee425
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