【petit企画の館】/蝶としゃぼん玉[116]
2016 08/13 23:16
ハァモニィベル



喜劇なのは貴方だけはありません悲劇なのは私だけではありません唯あらゆるものが誰かを捨てるようにどこかへ腐っていくのです。一本の蝋燭がずっと淋しい炎で明るく笑いかけている窓辺の大きなグロキシニアの花は、それを背にして、空を旅する鳥をずっと見ています。人というもののない、見失われた星の何処かでも、波はうねり、砕け散って爆笑するのです。冬に短パンだった頃を懐かしんで。



#(一っぺんに二つ書いてみた )
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