詩ヌマデアイ詩テ[995]
2016 07/30 16:37
ハァモニィベル


 「冠は濡れて」

ユアーン及びユヨーンが、それこそ
ユヤユヨン、ユヨユヤンと、往復し交錯していた。

ぼくの心だ

Ho!Ho!Ho!
胃袋をはく

吐いたものは
幾時代かをへて
また一つのメルヘンとなる

銀の雨のなか
さらさらと
砂のように命が
流れ落ち

僕のボーヤは
(硬い粘土の小さな溝を)
(きららめきつつ)
 さらさらと
流れていく

悪魔のおじさんの
靴の先が
かすかに濡れる所まで

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