詩ヌマデアイ詩テ[995]
2016 07/30 16:37
ハァモニィベル
*
「冠は濡れて」
ユアーン及びユヨーンが、それこそ
ユヤユヨン、ユヨユヤンと、往復し交錯していた。
ぼくの心だ
Ho!Ho!Ho!
胃袋をはく
吐いたものは
幾時代かをへて
また一つのメルヘンとなる
銀の雨のなか
さらさらと
砂のように命が
流れ落ち
僕のボーヤは
(硬い粘土の小さな溝を)
(きららめきつつ)
さらさらと
流れていく
悪魔のおじさんの
靴の先が
かすかに濡れる所まで
*
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