2016 05/09 21:36
ハァモニィベル
>>546 渚さんへ
もう少し突っ込んだ批評のかけらを落としてみるならば、
『太陽のリエゾン』は、様々な意味によっても読める作品で、
ロマンチックな物語にも、ある特定の世界や人へのメッセージにも・・・
だが、物語として腰を落とした語りの感じは平凡で退屈な印象を醸すし、
また、特定のメッセージならば、もっと靭やかな抒情詩のがいい。よって、
いろいろに読めるのだけれども、おそらく、
多分そのなかで、一番価値がありそうなのは、
詩のすすめ、ともいえる作品だと読んだ場合であろう。
ところが、そう見た時にいちばん大切になる箇所で台無しにしているのは
とても残念であった。
(と、ここまでの内容を圧縮して既に述べておきました)
この文脈で、更に一箇所、指摘しておきます。
>鮮やかな夏
とありますが、この作品のなかで何ら説得力がない言葉です、
こういう見せかけの言葉に、傷ついて生きているのが、人々ではないでしょうか。言葉を蘇らせるのが詩なんじゃないか、と(私は)思っているからです。
*
何となく、渚さんの呟きに誘われて、
作品評にからめつつ、余談でした。