2016 04/03 01:34
るるりら
●鵜飼千代子さん こんばんわ。
今回のイベントは、「小学一年生に読んでもらえることも可能な詩を書く」という感じで企画しました。実際には 一年生は閲覧していない可能性が高いですよね(汗)
幼いころには意識していなかったのに後年になって「こんな意味もあったんだ」とびっくりした詩といえば、私の記憶にあるのは、野口雨情の「しゃばんだま」です。雨情のお子さんの死が影響しているとしったときは とても驚きました。
この場合は、人生という悲哀に対する ひとりの大人の在りようを 知らされたような 心持ちになったものです。
同じく雨情の「赤い靴」は 異人さんの女の子が連れられて行くのですが、いいお爺さんとどこにいくんだろう。と 私は思っていて、こどもは はてなの国の住人ですから いろんな誤解も生じて成長して このことを知ったとき、嗚呼 社会と詩は繋がっているんだなあと おもったことがありました。
ほかの方の わすれなれない おさないころの詩の思い出とかを伺ってみたいです。
●みなさんへ
鵜飼さんの子供たちの想像力をのばすような詩があってほしいというお話を聞いて思い出したのですが、
みなさんは「サイタ サイタ...」ときたら その次の言葉は なにを 思い出しますか?
「チューリップ」と答える方と、「サクラ」と答える方がいらっしゃるはずなんです。
わたしは、チューリップって 答えます。
「サクラ」と答えた方は、尋常小学校の教科書のことを知っておられる方です。
わたしの地域では 今日 桜の開花が報告されましたが、桜が
昔の教科書の一番最初のページにあるなんて 日本的。この教科書は俗に、『サクラ読本』と呼ばれていたそうで、表紙をめくると いきなり「サイタ サイタ サクラ ガ サイタ」で はじまる詩が載っていて、次のページには「ススメ ススメ ヘイタイ ススメ」と続いていたようです。
わたしは戦争を知らずに育った世代なのですが、もしも 明日戦争が始まれば私たちも戦前の人間になっちゃうわけです。
言葉には良くも悪くも人の心に深い影響を及ぼす力があるのですから
子供たちの想像力をのばすような詩があってほしいとねがうなら、言葉を自由な方向に解放しつづることが大切なような気がします。
一見 アホな言葉あそびも ラブだと思う。だれかと笑顔を共有できるようなそんな言葉がこどもの詩には とくに たくさんあってほしいなあと、わたしなんかは思います。