○現代詩フォーラム短歌部○[308]
2005 09/29 18:15
本木はじめ

ど〜れ〜




●咲いて散る街路樹の花かすめゆき追い越し車線きみがちかづく




なんだか危うい歌ですね。後半の七七が好きです。凄く意味深で色んな視点から展開できます。
一読したときはただイメージで、危ない!ぶつかる!とか思ったのですが、
ハンドルを(急に?)きったので助手席の「きみ」が(ぼくの)方へ「ちかづ」いた。ということでしょうか。
なんだか情景が浮かぶ歌で素敵だと思います。ただ、やはり前半の物語の導入部が少し平たんな気がします。
個人的には街路樹の美しい花にあたらないように避けた、と読みたいところですが、
「追い越し車線」で少し距離をとられたような気がします。
よく読むと危うくはないですね。すみません。なんだか胸が高鳴る歌です。
読み間違えてたらすみません。
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