まっはふみふみ[18]
2005 01/14 11:22
六崎杏介

山茶花の雨に二人、傘差さぬか と
言った貴方が一旦恋人だと乞う一夜の花嵐
あなかなし、と昔の噺は変化無しの童歌
銅貨で買うからどこか出掛けましょ、ねえ
少年少女じゃ所詮の投身精舎の鐘しか鳴らせぬ
ならセーヌの花輪を叶わせぬままの会話でいい
二人ぐったり麻の界隈でifたりてましょ
私は魔性?いいえ、ただ貴方の反照、桜の記憶で待ってよう
と泣く少女を抹消、した内省は貴方に教えず、待つ私情の恋。


個人的には同じ言葉、同じ漢字で韻乃至リズムを作るのは潔くない感じがして避けています。
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