映画館ポエム座[225]
2008 01/11 22:59
渡邉建志

#「奇跡」見た。長年恋焦がれていたせいか、ちょっと「えー、こんなものかー」と思わないではなく、いろいろウェブで感想を見て回っていると、最後のシーンで落涙している人などもいて、おお、私の感性にぶっとんのかなと思ったり思わなかったりなんだけど、でもあの偽キリストが画面に現れるたびにキターと思って、楽しかったりはしたなあ。白壁は白黒で撮ったときにより白く見えるようにピンク色に塗っていたという話をどこかで読んだ記憶があるのですが確かに壁は白かったです。というかドライヤーの壁はいつも白いような気がする。
#最後のシーン的には「叫びとささやき」とにたような話だけれど、蘇生後大袈裟な演劇が続く「叫びとささやき」とは違って「奇跡」はその奇跡をみんな大して驚かないでそのまま受け止めている不条理な全会一致振りがすばらしい、というようなことをハスミ氏が「映画 誘惑のエクリチュール」で書いていたのですが、「叫びとささやき」見たかったなあ。そんなにも生き返ったあとごたごたしたわけですか。そっちはそっちで見たかったような。
#一回見た感想としては、意外とあっけないなあと言うものだったのですが、もう一回ぐらいみたら感想が変わるかもなあ、というか、これはやっぱりスクリーンで見たかったなあというのが正直な感想かなあ。映画館の沈黙の中でラストのシーンは見たら戦慄だったのかもなあ。
#などなどと思うわけですが春日さんどうすか
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