2013 04/18 11:51
深水遊脚
いまのところネルドリップ続いています。たいていのことが三日坊主になってしまう私にとってこれは奇跡に近いです。続けるには、あまり細かく考えすぎないことかな、と思います。それと一緒に暮らす人の協力がスムーズに得られる配慮もけっこう大切です。まだこの先続くかわかりませんが。
コーヒーかすをシンクで落とす作業について細かいことをいろいろ気にしていました。そのままシンクに流すと妻から文句を言われます。キッチンペーパーや紙フィルターを使って漉して捨てるのが簡単ですが、せっかく紙ごみを減らせるネルドリップでそういうことをしてはいけない気がします。茶こしで漉して捨てるやり方でしばらく続けましたが、これはとても面倒です。
妻が文句を言ったのは、シンクに流したコーヒーカスを水切りネットに引っかかったまま放置したからでした。それを放置せずに、コーヒーをいれるその都度水切りネットを私が取り換えるようにしました。大体のコーヒーかすを生ごみの箱に直接落とし、なおネルに付着しているコーヒーカスを流水で洗いシンクの水切りネットに引っかかるようにします。そしてコーヒーを入れるその都度(1日2回以上コーヒーをいれるときはそのうちの1回)水切りネットの交換をするようにしました。水切りネットにたまるほかの食べ物のカスも1日1回取り除けるので、シンクを清潔に保つというメリットもあります。
ネルドリップの習慣がつくと、たいていの台所仕事が苦にならなくなる気がします。水漬けしたネルに雑菌がわかないように、ネル洗う前は手を注意深く洗います。台所で使う食器用のふきんにも同じような気遣いができるようになりました。以前はぞんざいでしたが。また、使う前にネルフィルターを取り出して水けを切ってネルハンドルにセットするまでの流れや抽出までの流れは、段取りを考えていないとうまくゆきません。ある程度は習慣で身に付くもので、何回もやっていくうちに体が覚えるものです。これも食事作り全般にいえることです。後片付けまで見越した段取り、なかなかできないことが多いですが、ネルドリップを体験することであらためてそれが大事だと気づきました。
そんなわけで、細かな注意点を頭に入れることよりは、慣れてしまうこと、そして一緒に暮らす人への気遣いを忘れないことが案外大事です。続けるうえでの障害をなくして、無理なく続けるのがいいです。たぶん。