コーヒースレッド[116]
2013 02/16 10:54
深水遊脚

いれかた(ペーパードリップ)

<注湯までの準備>
1.ペーパーフィルターの接合部を交互に折ります。
2.ドリッパーのうえにそれをセットして、コーヒーサーバーの上
  に乗せて待機します(一人分のときはドリッパーをカップに直接
  乗せてもいいです)。
3.お湯を沸かし始めます。
4.コーヒー豆を挽きます。
5.挽き終わったコーヒー豆をセットしたペーパーフィルターの上に
  乗せます。
6.お湯が沸騰したら火を止めて少し待ちます(沸騰直後の熱湯は
  避けます。多めに沸かしておいて、沸騰直後にカップやコーヒー
  サーバーをあたためるとよいです)

<1回目の注湯(蒸らし)>
 コーヒー粉に均一に水分を行き渡らせるのが目的です。内側から外側へ、お湯を置きにいく感じで少しずつ注いで下さい。ドリッパー内部のコーヒー粉の断面図をイメージすると、内側のほうがコーヒー粉の層が深いです。そこからまず水分を与え、浅い層にはすでに与えたところから浸みてくる水分も考えた上で必要なだけ水分を与えるような感覚です。すぐ根ぐされしてしまうデリケートな植物への水やりをイメージして、コツをつかんでみて下さい。
 全体が均一に湿ったら、その状態のまましばらく待ちます。経験上、浅煎り豆は短め、深煎り豆は長めにこの時間をとるといいです。短めで20秒、長めで1分というところでしょうか。判断が付かないときはよくいわれる30秒で統一してしまいましょう。この時間・・・・・・・・・実際にいれてみるとわかりますが厳密に守るのは無理ですしあまり意味がありません(笑)

<2回目以降の注湯>
 飲む分量(あとで捨てる分も込み)の全体を3回くらいにわけて、わりと大胆にお湯を注いでもらって大丈夫です。粉がみえてこないうちに次のお湯を注いでしまいます。必要な量に達したらお湯が残っていてもドリッパーを外してしまいます。こうすると雑味をある程度カットすることができます。ドリッパーを受ける為の小鉢をそばに置いておくとこの作業がやりやすいです。

あとは抽出されたコーヒーをカップに注いで出来上がりです。

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私が気にかけていることを文章化してみました。蒸らしが最重要ポイントと考えているので、ほかのポイントに関する記述は雑かもしれません。古い豆は吸水が悪く、蒸らしの段階で下にお湯がいくのは仕方ないです。それでも最初の1回目で全体を均一に湿らせてみてください。マニュアルに書ききれないその場の工夫もいっぱいあります。
 おばちゃんたちに教えた方法は、全部ポットを使います。蒸らしのとき、ポットのお湯をスプーンで受けて、全体が均一に湿るように水を置きに行くことを何回か繰り返します。この蒸らしがうまく行けば、あとは気兼ねなくポットの注湯ボタンを押します。ドリッパー上のお湯を全部落としきらないのはこの場合も一緒です。お湯をスプーンで受けるときに火傷だけは気をつけてください。
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