2025 06/03 00:54
鏡文志
太田光が芸人なんてニートの集まりみたいなものだからと昔語っていたのですが、中原中也も定職につかなかったそうです。私のように障害者という立場に甘んじて、作業所で働きながらネット詩を書いているような底辺中の底辺の方もおられるのではないか? と。
私の親なんかそうなのですが、充分に働き人生経験を積んでいない人間の書いている詩であり作品なんてというのです。良い詩やいい作品を書いたり作るために、恋愛やキャリア重ねといった経験主義を語る人も多いですが、私はモーツァルトやピカソは幼児期から優れた作品を作っていたと思いますし、芸が上手いことと、人生経験を重ねることはまた違うものだと思っています。
特攻で死んでいく心境は、特攻兵になってしまったら書けないですよね。しっかり物事を観察して、こうであるんじゃないかと微細なところまで表現出来ていればそれでいいのではないかと私は思うのです。体感質感肉感といったリアリズムにありがちなものと、ヴァーチャリズムにおける壁の存在があることにより得られるイマジネーションや飛躍は相容れないものである。壁を取っ払いたいといった願望は想像力を否定し、下品につながるため、賛成出来ない。