ことことひとこと。その2。[258]
2011 06/29 11:31
佐々宝砂
ログは読んでおくものだ。
たとえ自分が書いて覚えていると感じていても。
#ごまめと田作りに関して口火をきったのは正しく孤蓬氏です。sadame氏がやや混ぜっ返し、私がごまめと田作りに関してsadame氏に質問し、sadame氏はまじめに答えてくれ、私は納得しました。で、そのあと存在と本質氏がでてきたわけです。ログを見ればわかりますね。
#田作りは広義の佃煮には含まれるかもしれぬと私はいろいろ調べて考えました。佃煮としか思えぬものを田作りとして売っているメーカーもあります(なんかメーカーが間違ってるような気がしないでもないですが)。また地方差も考えられます(私は何が何でも田作りと言い、sadameさんはそうでもないように)。ちょっと調べたらわかるそういうことを書いてくれたらある程度納得したんですけどね。
#だめ押しで「田作り」の語源。ごまめに「まめに暮らせるよう」との祈りをこめたように「田作り」の名にも祈りがこもります。田んぼの肥料となるイワシを「田作り」と呼び豊作を願った・・・というのも調べるとすぐわかります。公家言葉であるわけがありません。田舎くさい言葉です。
#調べてちょっとつけくわえ。どうも田作りは東の言葉、ごまめは西の言葉のようです。京言葉と公家言葉に共通点が多いことを考えると、田作りが公家言葉というのはありえない気がします。忌み名であるかどうかはわかりません。まあ臭いものを雅な気がしないこともない言葉で呼んだとは言えるかもしれません(私には雅な気がしませんけど)。私は田作りという名はある種の縁起担ぎだと思います(だから正月料理なんだし)。スルメをアタリメと呼ぶのには似ているかな。
#またつけくわえ。いみなって諱と書くくらいで人の本名のことでした。失礼しました。忌み名ではなく忌み言葉とすべきですね。田作りの場合女房言葉との関連性もあったり・・・しないか。田作りが公家言葉とはとうてい思えないけど何らかの隠語、汚くなく言い換えた言葉である可能性はないでもない。なんしろ魚の肥料ってのは臭いし、イワシってのは下魚なのだ(でもおいらはイワシが大好きよ。特にセグロイワシの酢〆が)。