2004 11/14 02:29
クリ
ええと、この詩の曖昧さは読む人によって様々に解釈できるので、
「カスタマイズできる詩」というか。
>鉄塔へ隠れていく黄金
鉄塔マニアっているんだよなー。そういえば「鉄塔 武蔵野線」っていう妙な映画があったなー。
でもありゃあ真夏だったなー。送電鉄塔のことじゃないのかな〜? インドにある錆びない鉄塔かな〜?
「黄金」は、「おうごん」かなー、「こがね」かなー。
太陽かな、トンボかな、何かな〜。
>すれちがう闇に
すれ違ったのは何かなー、ふたつの闇がすれ違ったのかな、それとも何かと僕(?)がすれ違ったところの闇かなー。
ひょっとして、僕が闇とすれ違ったのかなー。
>髪を長くした人が立っていて 空は
「髪の長い人」ではないということは、何か意味がある。つまり、長くした理由があるんだな、きっと。うん。
>肩の上で走るばかり
ほんというと「僕」らしき存在を匂わせるのはここだけ。「肩」が「僕の肩」であるなら、だけど。
でも前の行から続けて読むと、「髪を長くした人が立っていて 空は肩の上で走るばかり」だから、
きっと肩はその人の肩で、立ち尽くしているから、空が流れていくのかな?
…などと、イメージは無限の組み合わせ。
ただの読者ならば、この詩のみで云々しても全然構わないけれど、評するときにはそれはあんまり誉められたことじゃない。
残念ながら僕は稲村さんの詩を読んだことがないので、他のも読んでから、自分なりのパズルを完成することにします。