生贄合評スレ[409]
2016 07/04 09:57
るるりら

おはようございます。
有名な詩を 知らない者と知る人がいます。そのレベルは さまざまなです。
まず、私は あまり多くは知らない読み手であることをことわっておいてから、書かせていただきます。そこのところ、よろしくです。実直を旨とし、連組順序を辿る形で書いてみます。

●一連目。まず、冒頭の一連目です。わたしは、ここで躓いたのです。


>『、』だけで書かれた有名な詩もあるし、
    re:具体的には どのような題名の詩だろ?
> 『○』だけの名作もある
    re:草野心平は「冬眠」という詩の中で
    ●とだけ表記した詩を書いたけど、ソレのこと?
>遺伝暗号のATGCだって、
> 見つめていると
>泣けてくる配列だってある
    re:遺伝子配列で泣けるとは、どういうこと?
     その涙は、遺伝子の学者の涙なの?それとも、父親が判明したの?
     この行だけで 妄想が止まらないのですけれど、どうしましょ。
     「泣ける配列」という抒情詩が、書けそう!

●一、の章の冒頭連以外について

ガウディは「発明でない発見しているだけ」「自然を真似ているだけ」と言ったそうです。
人はあらゆる事象に配列を見出し、理解を深めようとする。それは、つまり読書のときに使う頭の使い方と同じかもしれない。

砂浜は ある意味で砂でできた詩【うつくしい(泣ける)点(ポイント)、および配列】でしょうし
帽子の金糸の縁飾りの模様も(その繰り返しも)、ある意味で詩【うつくしい(泣ける)点(ポイント)、および配列】なのかもしれないです。

>ガウディの建築について僕は考えていた
>(窓の無い実験室で、放射能を測りながら)
>ガウディの建築は
>詩としても読めるのかも知れない、と。


この詩の冒頭への私の感想は、この詩を読んでいると試験されている気分になると感じていました。そこに、やっと筆者がでてきてくださいました。筆者(話者)は、キュリー夫人なはずはないでしょうけど、放射線技師、学者、被爆に関する調査員?
放射能を測定しながら、なぜ ガウディを思いついたのでしょう?
個人的には 別所で 蛾兆さんとガウディの勉強をさせていただいていたことがあるので
なんだか 思い出したくなりましたが、思い出せませんでしたが、元素をも読み解こうとするとき
あらゆるものは 本のようなものかもしれません。

●三について、

そのひとは、
「いろはの、い」
「いろはの、ろ」
「いろはの、は」って、
その詩を読み上げた

ふと、この老夫人の絵画にいろはの字を見ておられた現象って、ゲシュタルト崩壊という現象のことじゃあないかしらと思いました。違うものに見える心理が動機づけになって湧いてでてくるモノが詩だとすると、老夫人の示唆は 開眼かもしれないです。 

あらゆるものは詩であるという 気づきに、拝読して 私も胸がいっぱいになりました。
それにしても 私のオツムの中では、詩としておさまりきれない
たくさんの疑問が飽和しているのです。どうしても批評文として結晶化できなくて、
泣ける配列をテーマに 自習しようと思っています。拝読できて楽しかったです。ありがとうございました。
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