生贄合評スレ[249]
02/22 02:05
Ohatu

>>244

 この作者の作風として、主題(テーマと言ったほうが良いだろうか)をかなり明確に据えて書くということがあると思います

 一貫して、主題に対する記述と、それを修飾する詩的な方法と、これが境界露わな2層構造でできあがっている、というスタイルで書いているようです

 境界露わな、というのは端的に言ってしまえば融合していない、ひとつの世界を創れていない、と言うことでしょう。相田さんのコメントはとても理解できます。

 さて、今作の主題は、創造と破壊、あるいは、破壊に至る創造、というように感じました。恋愛詩という感じは、あまりしません。表現、文字になる手前まではうまく行っているような気がしますが、文字にするときにどうも考えすぎているように思えます。

 気の利いたことも言えませんが、真に文字にして顕したいことが何か見つめ、削ぎ落とす作業をすることで劇的に良くなるのでは無いかと感じます。
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