生贄合評スレ[212]
2007 08/03 00:29
ワタナベ

ざっと読んで寸評。
あー、パステルカラーの詩ですね。1,2,3連とそれぞれ色は明らかに
青ではないにもかかわらず青と書くことによって、読者の中ではイメージできない。なにを言いたいんだろうって思います。まぁこちらから歩み寄って読むのならば、1,2,3連でグラデーションを加味していきたいのかなぁとは思いましたけれど、それをひとくくりに青で表してしまうのは無理です。 でも、青ってことばで表さないとこの作品自体成り立たないんですね。英語にしてみたら簡単なんです。多分3連目までいっちゃうと、夜空の色をblueという単語で表す外人は一人もいないのでは。わからないけれどw
1,2,3連はこちらから歩み寄れば言いたいことはわかりますが、表現としては読者にはつたわりませんというレベルです。で、1,2,3ときて
4,5連が薄いです。多分1,2,3連の「起」からの「承」あたりのもりあげがうまくいってないこと、4,5連自体の表現がつたないこと、問題としてそれらが挙げられるとおもいます。うさぎの目 「赤」は若干良かった。それで「転」がこけてしまったために、「結」が結局全体の流れにのった結論になっていない。読者になにかしらのイメージやメッセージを伝えることに失敗してしまっている。姿勢は買いますが作品としては失敗だと思いました。アドバイスとしてはまずどちらかひとつに絞ってみてはどでしょう。青という色に対する自分のありよう、自分に対する青という色のありようを描くか、または、円やら球やら、次元の違い、俺にはなんのことかはわかりませんでしたが、作者の中での思考を言葉にしようと努力する。
多分、その2パターンを混ぜて最後にひとつに収束させようとしたのだろうけれど、まぁぐだぐだです。良いところもちょこちょこ見られるので、罵倒をエール代わりにさせていただきます。
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