生贄合評スレ[200]
2007 03/27 13:08
とうどうせいら

>196
おお、わたしはこういうの好きです。ゆる〜い感じの作風が好きです。
アンガールズみたいなだめだめな感じが好きなので、
いいなあと思って読みました。

>ぼくに芯が出来たんだよ。

>へぇ、それはよかったね。それについて何か話がしたいの?
(話がしたいから来たんだろっ)

>ていうか、木星って住めるんだっけ?

>それは行ってみないとわからないよ。
(ここのおつむのゆるそうなところがつぼでうふふとわらってしまいました)

>きみには絵はがきを出すよ。木星の絵を描いて、それから写真も…
から、
>大丈夫だよ、機種変したし、FOMAだし。ほら見て、アンテナだってすごい伸びるんだ。
まで。
(ナンジャコリャって感じのゆーるゆるな会話が続いてほのぼのしました)


文章の感じがほわわーとしてて星の王子様みたいでよかったです。
幼稚園の子どもの会話みたいでした。。。
オリトスさんのほかの詩も読ませてもらいましたが、
他のは哲学的というか道徳的というか……どっかで聞いたような言い回しが多かったです。
この詩は思想的に難しい濃い内容は感じられなかったけど、
無駄なゆるさが満載で(注:褒めてます)、
どっかで読んだ言い回しではなく自分の生活の中に浮かんだ言葉だけで書いているので、その感じが好感持てました。
おとぼけな味わいを大切に。
難しいことを難しく書くのは誰でもできるので……。

ただ、難点があるとすれば、
「芯」はオリトスさん的に何の比喩であったのか、
それがこちらから読み取りにくかったことです。
「芯ができたこと」がこの詩の起点になるできごとで、
それがなにを指しているのかがわからなければ、
この詩そのものの意味がぼやけてしまう。
なので「芯」とはなんであるかを匂わせるような文章をすこし加筆してもいいかなと思いました。
主題に関わる部分だけはもうすこしだけ丁寧に書いた方がいいかも。

終盤の「さみしい」と「さよなら」は、
やっぱり「芯」がなにかわからないため唐突に終わってしまった印象で、
しっかり作品の中で生きていないような、気がしました。
でも、ほのぼのした文体とさみしさの組み合わせ、は合っていると思う。
ムーミンの最終回みたいな……。

作者の心の中では何を書きたいかっていうテーマをしっかりと持っておいて、
表現はこのままやさしくゆるーい感じになったらいいと思いました。
わたしもゆるいのいくつか書いてるのですが、書いてると、
「ゆるい」けど「意味がある。オチがちゃんとある」っていうバランスの取り方がすごく難しいジャンルだと思っています。
アンガールズもムーミンもただだらら〜ほよよ〜としているように見えて、
ここで笑わす、ここで泣かす、こういうのを伝えたい、っていうのが、
なんとなく伝わってくるような作品作りになっているので。
ゆるい文章でひとをひきつけるのは実は結構むつかしいと思います。
でもがんばったらいけそうなので……しばらく頭の中で練ってから書くということを、
繰り返してけばいいと思います。


あ、あと、
生贄スレに行ってみなさいよほいほいって書いたのの数人の内ひとりはわたしですね。
すっかり忘れていて、
今「出直してこいなんて、なんて偉そうなやつ〜」と思ってました。
わたしじゃん。あはは
スレッドへ