生贄合評スレ[136]
2005 04/02 21:04
「ま」の字

 「さそりの心臓」について。

 申し訳ないが「ただ綺麗なだけの詩、からちょっと踏み出している(進歩している)だけの詩」というのが、初めて読んだときからの変わらぬ感想です。正直何度読んでも途中で読み飛ばし気味になってしまう。たとえば思想なり人生なり作者の主張なり、まあ他の人の詩の場合にはそれが過剰すぎて「説教くさい」「演説はよそでやれ」とか言われる要素がこの作品では足りなすぎるのでしょうか。

 たったこれだけのことを今まで書かないできた訳は、「ただ綺麗なだけの詩、からちょっと踏み出している」の「ちょっと踏み出している」部分が何なのか、ずっと分からなかったからです。正直今でも分かりません。それと「綺麗なだけの詩」も極めれば立派に名作となりうるのではないか、思想なり人生なり(以下略)がなくたって、という思いが消しきれなかったからです。で、この部分についてもいまだに分からないです。

 私は以前このフォーラムで佐々宝砂さんが「ポエム」なるものを論じているのを読んで、なるほどそういうジャンルもあるなあ、と思ったのですが、この「さそりの心臓」は、佐々さんいうところの「ポエム」(ちょっと踏み出している気がするから「高級ポエム」といった方がいいか、「高踏ポエム」とか)なんじゃないかとふと思いました。ですから佐々さんあたりのコメントもきいてみたい気がします。
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