生贄合評スレ[118]
2005 02/02 23:25
北村 守通

初めまして。
何回か読み返させていただきましたが、何分読解能力に自信がありません。
あくまで一個人の感想として受け取っていただければ幸いです。

 全体として、表現的には非常にリアルなものを感じさせられました。
特に

 〜読み進まない文庫本を片手に地下鉄を降りるのに〜

ってところなんですが。生活が見えてくるんですが、でも全体を読んだときに、
これといって痛烈なものを感じることも無いんですよね。ですから、この詩自体は
「ロードムービー」的なものを目指したのかな?と勝手に解釈させて頂きました。
この詩の中の文章自体が「ルーチンワーク」。書かれていることはそれなりにあり
ふれた愚痴、や個人的な束縛感だったりするんですが、それはあくまでありふれた
「ルーチンワーク」でしかない、と解釈させていただいたのですが。
 そう考えると、「上手いなぁ」と感じさせられましたが、いかんせん、それ以上を
感じさせない正確さも備わっていると思います。

 ただ、ラストの一文はいるのかなぁ?とだけは思っています。締めの言葉が欲しかった
のか、作者の入れたかった言葉なのかはわかりませんが、前者ならばその必要はなかった
と思いますし、後者ならばもう少し導入にひねりがあっても良かったのでは?と勝手なが
ら考えたりしています。

以上のようなことを勝手にのたまわせていただきましたが・・・
う・・・的を得ているんだろうか・・・
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