RT会議室突発連詩ログ保管庫[78]
2005 08/20 23:39
半知半能

05/8/20 日付変更前
麻野・デイリー・猿ノ輔→葛西佑也→半知半能 で、夏夜の男三人連詩

UFOを人差し指で回しながら月の色に言葉を当てはめる
さりげなく第一関節が捻じ曲がる音を
真空管にあつめてCDに粗焼きし続けている君
飛んだヒューズを交換するわけでもなくRECボタンを押し続ける
いつまでも終ることのない全身の儚さだけが 痛み
溶けないガムシロップのように足元から痺れを伝えてくる
黒の中でゆらゆらする透明は甘くもしつこく糸を引いて僕の前進を妨げる
動かないからだで 君と舌を絡めようと もがく 
(ただ前へ走れ)要求する(本能) 反芻する快楽
呼気を恥じらいに染める
交わりはすでに虚しく 空を切る感情だけは 宙を仰ぐ 
君の瞳の月の色 あてはめた言葉を僕はもう忘れている
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