RT会議室突発連詩ログ保管庫[76]
2005 08/18 02:29
ベンジャミン

8月17日 深夜

白糸雅樹 ちる ベンジャミン
(ルール無し、おのおの気ままにつなげちゃおう!的な連詩(笑


照りつける太陽
泳ぎつかれた魚
あてもなく回遊する雲の中
しずかに浮きあがっていく僕の皮膚
はがれていく自分の欠片は飛べない羽になって
誰? あれは僕の・・・・・
呟いた言葉だけが軽やかに舞う
夏のぬけがらはただ舞うのみにて
は ひら ひら ことの ことごとしくなく
色をかえながら 冷えていく
ひからびそうないつかの思い出
かたくかたくその魚は鱗を守り
そのままを焼きつけることもできずに
僕はいつまでも僕らになることなく
アンモナイトの色をしたまま
魚は永劫皿から去ることなく
ただ重なっていく地層のなか
届くのはただ太陽と大地の熱
まるで太古の夢を見続ける
いつまで飛び立つ夢を見ているの?
僕は眠る 過去を 未来を
ただ重なっていくのは、記憶。
渦をまく、殻。
僕は脱ぐ 過去を 未来を
そして もう還りつく場所は忘れてしまった
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