RT会議室突発連詩ログ保管庫[51]
2005 05/28 20:36
ヤギ

五月二十八日宵
一行連詩
ヤギ→嘉野千尋の順に

「貫き降る原生カエルの雹」


響き渡る隕石の衝撃にカエル50匹逃避
そして東西南北に散ったカエルたちが再び日本へと帰り着く頃
中心から急速に風化したビルというビルは
近未来の輝きに染まりながら姿を変えていった
惑い狂う会社役員を尻目に益々繁殖する苔は累々とその深緑を増し
平社員たちは酸素不足問題の解決に歓喜の声を上げた!
アストロノウトの大予言に耳を傾け今こそ歴史は歴史の証人となろう
社員達は涙ながらにカエルを抱く会長を見た
社員たる子らよ落雷に刮目し自らの足元を怒号と共に撃て
自己を震撼させる衝撃の果てにこそ我々が目指すべき未来があるのだ!
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