2018 05/28 08:20
るるりら
ベルさん おはようございます。日本人が古来 もっていた美を感じさせていただきました。
詩を変えるのは、美しいケーキを食べるときみたいです。もったいないなという感じです。
でも かえてしまいます。
すてきな詩をありがとうございました。
*********************
かたつむりは三年ほど眠り続けることができるそうな
石の上に座る人として三年のはてに 半ば目覚めて
かたほうは まだ目を閉じている
かたつむりの瞼が すこし開いた視界では
すべての自然物がもつ曲線のために
苔が雫を宿して かすかに震え
おごそかに謡っている
なにげなく碧き苔として謡う花々の
ひっそりと したたる わずかな
命
水が集まり滝音になるかのように 多くの命の声
歓喜の轟音が 全身を巡る
坂本乙女のような みまもりの役を 果たしてくれた誰かの隣で
たったいま
竜馬のように たちあがれ