書き換え連詩スレッド[171]
2018 05/23 10:56
るるりら

たこさん、やほー。
こちらは 今現在 あめがふってますよー

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まるで レストランのパラソルが風であおられたみたいに
ツツジの花びらが一斉に 空に浮かび上がると
のこされたのは雌蕊です  少女のままのこころです
はなびらを失った代わりに 天女の羽衣を纏う日を
夢見ているのですから 少女でありましょう

あまあと が します
フックのような おとめこごろ
あめで ぬれているのか
なみだ で ぬれているのか

雨の中の つつじの花芯は
寂しく尖り せいいっぱいに 上をみあげています
青年が あまおとのむこうから歩いてくるのを みつめていますが
てのひらに光る時計ばかり気にしている青年なのです

はなびらのない花には
目もくれず
意味ありげに創作された初々しい言葉に
青年の心の臓の拍動は高まるばかりです

 つつじの花芯が 揺れています
 幽霊の塔のように こころを寂しく尖らせています
 花にまさる花が てのひらの機械の中になんて
 あるはずないじぁないですかと言わんばかりに
 揺れています 
 
 あまおとの中 

 うつむいてスマホを見ている青年のうしろで
 つつじの精は フックのような横顔で
 ついには 人の姿に変化して佇んでいますが
 青年は すこしも気が付かないので ありました
 


*つつじの花は、散ってしまうと めしべだけのこしていて
 フックみたいだなーと 思ったので書いてみました。
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