2016 08/02 20:42
ハァモニィベル
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「読書感想文」スレの最初の頃を見てきました。
>ネット書店のブックレヴューとは違う風味の
>「こんな感想文は書いたら先生ウケ悪いよ」という見本になるのも〔ママ〕期待。
こういうコンセプトで最初の方は建てられたようですね。
小・中・高の頃の「読書感想文」の宿題を、
大人になったいま書いてみたらどうだろう、
という感じでしょうか。
例えば、「走れメロス」を読んだとして、
<果して教師は、生徒がメロスのように困難に挫けることなくテストという刑場に返ってくる、来なければと思うほどの友情をもったセリヌンティウス的存在になって、待っているだろうか。・・・>
と冒頭を書き出したり、(私なら)しますので、
もともと所謂「読書感想文」なるもののパロディを書いてください、
っていうことなら、参加しやすい面白いコンセプトだと思ったのでした。
ところが、
田代さんが最初に書いたのを読んでも、そんな感じでもなく、ただ、やはり感想がなぐり書きされているような印象をもちました。
基本的に、(1)本の内容要点がキチンとまとめられた上で、(2)それを踏まえた筆者の所感が書かれるのがよく、仮に筆者が凡庸でも(1)がちゃんとしてれば読むメリットがあるわけです。が、平凡な(2)だけを読まされるのはけっこう苦痛ではないでしょうか。
そういうものが書きたい人集まれ、と言っているようで、
私のような課題好きでもちょっと書きに行けないところがあります。
「読書感想文」
という語に、何らかの思い入れがある人でないと反応できない企画になっているわけです。
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# 念のため補足。まとめた内容要点じたいが、どう読んだかを示してもいます。