批評しましょ[9]
08/05 13:23
山田せばすちゃん

わはははは。
みんなそれぞれがそれぞれに作品の空隙に充填したい内実を豊かに抱え込んでいるのね、何よりもそれが一番すごいことのような気がしちゃったよ。

というわけで、APAホテル片町VILAをチェックアウトして2分歩いてラブロ片町ビル1Fのスターバックスで女と朝食とって、駅方面に行く女がそのまま店の前のバス停から駅ゆきのバスに乗るのを見送ったあと、グランデで頼んでしまってもてあまし気味のタゾチャイ飲みながらぼおっと窓の外の通行人を眺めていました、女といるときもそれはそれで楽しいし、つかその女が好きでしょうがないので家族に嘘ついてでもそうやって一晩一緒に過したかったにもかかわらず、女と一緒のときよりも一人でぼおっとしてるときのほうがある意味解放された気分でした山田です(ほとんど金沢在住の人間めがけて限定して飛ばしてるネタだな)

いや壮観だ。
作品は読者によって作られるという文芸批評理論が実体化してる様をここで見たような気がするのは俺だけか?提示されたテキストに対して読者がそれぞれの個人的体験やら願望から培われた内実を、テキストの空隙に充填してそれぞれにとっての作品を作り上げていってますな、不倫だとか、過去につらい恋愛をしたんだとか、こういうところに図らずも析出しちゃうもんなんだなあ。とかね。どさくさにまぎれてバカ女口説きにかかっちゃってるのと、作者=バカ女ではないとあれほど俺が言ってるにもかかわらず、作者が実はまんざらでもなさそうなのには笑いましたが。

あと、ああそうか、と思ったのは男のバカさ加減についての解釈と分析がなされていた点でしたね、つか俺はこの作品の中のバカな男には全然まったく興味がなくって、つまんない男、って言っちゃったそれきりまるで眼中に無かった。これは多分俺がこの手のバカな男を見飽きているというか、この手のバカな男の話を女友達からいっぱい聞かされていたりするのですでに男のほうを改めてバカ、と言うことすら忘れていた、ということなのでしょうか、それとも俺は男が基本的に嫌いなのでバカでも何でもどうでもいいと思ってるってことなんでしょうか、発見でした。

それからいとうさんとはっきり女の好みが棲み分けてるのを改めて確認できたのも収穫です。これでいとうさんとは少なくとも女でバッティングすることはなさそうだ(笑)もし万が一この手のバカ女といとうさんと三人で酒飲んじゃうような羽目になっても、円満なまま俺は安心して一人でおうちに帰れそうです(笑)

いや、たとえばの話、この手のバカ女と二人っきりで酒なんか飲んじゃった日には、俺って内心葛藤しちゃう(爆)ような気がするのよ、ああ、やだなあ、こんなバカと寝たくないなあ、でも、女と二人で酒飲んでて何にもなしで帰しちゃったりするのは山田の名が廃るってもんだしなあ、どうしようかなあ、なんて考えてて、終電なくなり際に態度をはっきりさせねばならない俺としては、待てよ、そうだ、俺はこの女と寝るのがいやなんじゃなくってバカな女と寝るのがいやなんだから、この女がバカじゃなければ口説くのもやぶさかではないというもんだ、そうだそうだ、この女がバカじゃなくなればいいんだ、とおもむろに女に説教始めてしまいそうな気がするのよ。
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