批評しましょ[608]
2007 09/20 01:31
佐々宝砂

うん、「売れる詩を書く」ことはたいへんなことだと思いますよ。だから私の意見は暴論なのです。

そして私が本当に言いたかったことは、「売れてみろ!」ではなく、ケータイ小説の擁護でもなく、器で中身を判断してはいけないというごくごく当たり前のことだったのです。そう書けばよかったのだけれどね、本当はね。はっきり言えばいいんですよね。ちくちくしないで。今激しく後悔しているのですが、相変わらずはっきり言えません・・・orz

よい作品が売れるとは限らない(むしろその逆であることも多い)からといって、売れる作品がくだらないとは限らない。売れる売れないというのは、田代さんおっしゃるごとく「営業努力と偶然が多くを担っている」。現フォのトップ10にしても似たようなもので、営業努力と偶然によってかなり決まってしまうものです。トップ10に入っているからいい作品とは限らない。トップ10に入っていないからといっていい作品とも限らない。まあ当たり前のことです。そして、図書館のかたすみのある特定の一家にしか読まれていない本がいい本であると限らない。インターネットのかたすみにある一握りの人にしか読まれていない文章がいい文章であるとは限らない。もちろんその逆で、図書館のかたすみのある特定の一家にしか読まれていない本が悪い本であるとは言えない。インターネットのかたすみにある一握りの人にしか読まれていない文章が悪い文章であるとは言えない。

書物とインターネットとケータイは、全く同一のものを入れることができる容器に過ぎないのだと私は思います。容器で内容を判断することはできません。もちろん容器の違いは流通の違いとなりますけれども。
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