2005 04/12 04:10
不老産兄弟
本能なのか学習されたものなのか線引きは出来ないし、どこにどんなトラウマがあるかもわかりませんが、性に対して何らかのファンタジーをもっている人は少なくないと思います。憎むべきものは、それを実行して、人に迷惑をかけることだと思います。僕は個人的に、自分の性癖は、それがどんなものであっても否定するのではなく、受け入れなくてはならないものだと思います。受け入れることによってコントロールが可能になるのだと思うんです。
自分の性癖そのものについて否定するということは自分自身を否定するということです。それによって性癖だけでなく、自分のアイデンティティすら歪めてしまいかねません。僕の解釈する性の解放とは、自分の性嗜好、それに付随するファンタジーを受け入れ、はっきりと意識することだと思います。これは自己をコントロールするために欠かすことの出来ない行為です。従って何の罪悪感も感じる必要はないのだと思います。むしろそれ自体を許さない社会がそもそも問題だと思います。
考えを行為に移すことを防ぐために、社会が他者に有害な性のファンタジーの存在を受け入れることが大切なのだ思います。ただし、それは行為を許容するというのでは勿論ありません。その人自体を否定することなく、どうすればその人がそれを行為として実行せずにすむかをオープンに考えられる社会が必要とされているのだと思います。