08/10 02:52
佐々宝砂
ちょりさんこちらでははじめましてでございます(そうそうお断りしておきますが、私は明日から毎年恒例の山ごもりに出かけるので、ネットにつなぐのは13日以降になります)。
私はこれまで、詩の朗読のようなものを2度だけやりました。2度しかやってないので初心者の部類です。2度目はわりと最近の話、白糸さんのねずねこイベントでやった朗読なので、奥主さんなどは聴いてらっしゃると思います。それはまあ他人の詩を読んだものですから、ちょりさんの定義では「詩の朗読」と言ってさしつかえないものだったと思います。でも一度目の朗読は、なんつーか、正直朗読ではなかったと思います。知ってる人は知ってる世界の話で、まあ「平和集会」なるものに参加しまして(というか参加させられまして)、それがあまりにもつまんないものだったので、一発ぶちかましてやろうと思い、いきなり詩をつくりました。あるていど「こういうものを喋ろう」というおおまかなものだけは決めておりましたが、やってるうちに元の考えとは違うものになってゆき、最後どうやってしめるか悩みまくりつつ、イキオイにまかせてなんとか終わりにしました。当然のことながら、平和集会という、詩の朗読会場ではない場所での発表ですから、内容は非常に社会的なものでした。パフォーマンスをやったかと言えば、やりました。会場の客席にまでおりてって、観客をいきなり指さしたりしながらやりましたし、音楽つきでもありました(演奏は我が夫が即興でギターを弾きました)。こういったものは、「スポークン・ワード」なんでしょうか。「ポエトリー・リーディング」なのでしょうか。ま、あえて名前をつけなくてもいいんじゃないかという気も、しないではないのですが。
それとは別に、私は「異言」というものをやります。今年の東京ポエケットで、PJの宣伝の一環としてちょっとだけやりましたので、聴いた人もあると思います。異言は簡単に言うとでたらめ言語、ハナモゲラ語よりさらにでたらめな口からでまかせのものです。そもそも言葉にすらなってないのですが、これは何かしら、うーん、詩とは関係ないパフォーマンスでしょうか。本人にもよくわからないのです。
さらによくわかんないのは、「スポークン・ワード」という言葉そのものです。なんで英語にしなきゃならないんだろう。日本語に訳すとなんなんだろう。素直に、正直に、疑問です。
ゆっくりお答えくださってけっこうです。先に書いたとおり、私は山ごもりしてきますので………ではまた。