2004 08/24 10:25
川村 透
にいみやしおりさん、こんにちは。
いとうさんのところでも書いたものを、こちらにも貼っておきます。
こんにちは、あまりたいしたことではないのですが、僕が朗読を練習している時のメモがあるので、そこからいくつか抜粋します。参考になるかどうかわからないのですが。練習をした個々の詩をPrintした紙にマジックで書き込んであるものです。すべての詩にあてはまるものでもないし、自分だけにしか通用しないかもしれないのですが。
(一句ごとに強弱を。ナチュラルに)
(レモンを絞る。右足で蹴って、声を内側にとどかせる)
(てのひらは上、ぐらぐらしない。ためて、声を下へ)
(オンマイク、あご。立ち位置、スタンドに腹から寄る)
(思い切り高いキ―で行け!!)
(声たかく、おとうさん、にこにこ)
(たど、たど、ゆっくり、レモン絞れ)
(呼吸するように、手はホ―ルド)
(世界中の妹と兄貴へ、レモンを届ける)
(みじかくてよし、ややいそぎめ)
(呼吸する朝のオレンジ、感情のレモンを絞れ声になれ)
(ここは、棒読みアクセント)
(太陽の希望にみちて、高いキ―で、体をつかえ、おどれ、ときめき、ボ―カルだ)
(観客とのボクシングだ)
(ゆったり大きく、朗々と声を投げる)
(急いで3分、饒舌に)
(かなり早く軽快に、トントン足リズム)
いろはがるた、みたいなんだけど。僕が詩のボクシングに出た時の練習メモです。何度も何度もやってみて、うまくいったときのイメ―ジを再現できるようにキヤッチコピ―みたいなものを、そのテキストにごりごりと書き込んでいるのです。それが生きた譜面のようになっている。これさえたずさえていけばなんとかなるメモ、みたいなものです。