酒処 越後屋[806]
2004 11/03 11:24
汰介

今日は休みなり。

以前は中々、目が覚めても布団から抜け出すのが辛く、
起きてもかなり朦朧としていたが、
最近は、起きたら以外に動ける体勢になっている。

もう俺の中では革命的な事だ(笑)。
後は、体力の問題だな。別に健康通ではないが。

こう書くと、週刊誌かなんかを読んでる、オッサンみたいだが、
事実俺はそういうオッサンになって見たい。

その為に、実の所内容などちんぷんかんぷんのままオッサンの読みそうな週間誌なんぞを読み、
親父臭を漂わすよう努力(笑)したのだ。

それは、大分昔の事だ。
俺は意気揚揚と、(レンタルでない)エ○ビデオ屋に行き、
ハッピーな気持ち(笑)で、物色していると、
何故かいかにも週刊誌を読みそうな店員のオッサンがのそっと出て来て、
「オニイチャン、どういうのが好きなの?」
等としゃしゃり出て来た。
これこれこう言う事だからという旨を伝えると、
何本かのエ○ビデを差し出した。

言わさしてもらいたい。

これは、オッサンの世界観の中の俺の要求通りであって、
俺の世界観の中の要求通りじゃないだろが!

いや、それは違うだろう。あのオッサンの優しさだったのだ。
幼いボクチンのためを思うと自分が選ばなければならん。
お前の世界観は間違っている―――
そう言う人生訓を込めていたのだ(笑)。

それからというもの、あのオヤジの認識に近づこうと、
背伸びをして分かりもしない週刊誌を読み、
世の中の動向を探り、日々精神の鍛錬をしてきたのだ。

結論。

何と言われようが、分からんもんは分からん。
有体に言って、そう言うオッサンの世界とは対極にある。
いかに人工的に積み上げようが、
あのオッサン達のように自然に馴染んだ感じはでません。
俺はあのオッサン達のうちくつろぎ、馴染み、
そこから醸し出されたオーラから拒まれた人間なのだ(爆)。

俺は、幼少の頃から、何故かエ○本、エ○漫画(しかもエグイ)の類と出会う事が多かった。

最初に出会ったのが、幼稚園に行くか行かない時に見た、
「プ○イボーイ」等の洋物だ。
それは、俺の中でエロと認識されなかったらしく今でもさっぱり分からないでいる。
その代り精神的な物を引き継いでしまったのだ!
お陰で、年相応の頃には、逆にエグイのでなくソフトな物を耽美する、
と言う、半ば意味不明な芸当を身に着けていた。
丁度そう言う人間の葛藤に疲れ、癒しを求める心の動きを、
年相応の若々しさ(生臭さ?)を保ちながら、
つまり、疲れていないのに人工的に疲れたかの様に自然にもって行き、
若いのだが、若くないと言う二重のタイムトラベルの中を生きる事となったのだ(爆)。

と言うか、よく考えりゃ、朝っぱらから何でこんな話しせないかんのじゃ(笑)。
まあ、それはともかく、
つまり、やはりまた一人のデカダンスだ。
リアルな世の中の方が俺にとっては、「薄い」のだ。
偽物の積み上げでもある程度成立ってしまう、と言う事に、である。
「なんやかや言って、でも結局はそこに行き着くよね」
と言うのが見えると、もう駄目である。
何故なら、俺にとってそれは実際の人生が、エ○本や偽物の世界に負けたことを意味する。

じゃ。また。

sage
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