酒処 越後屋[260]
08/09 20:45
汰介

あの話しも今に置き換えれば、、、、

ちょっと得体の知れないしかしどこか魅力的なチンピラの男が、
いきなり詩壇に乗り込んで行き、その詩壇の男の一人の娘に一目ぼれをする。
前々から、その娘が好きだったあるその詩壇の権威の男は、
その空気を感じ取りつつもその詩壇に入るためのテストをする。

チンピラ風の若い男は、即興で詩を読む。
詩壇の権威である男は、その定められた形式に当てはまってないと、その試験を落第させる。

しかし、誰も気付いていないが、その男の即興はただ余りにも長いだけで、実は複雑にその形式をクリアしている。

密かに同じ娘を愛していたもう一人の詩壇の男(この男は大衆に分りやすい詩を書くべきだ、と言う考え方で、その権威の男とは対立している)
は、その即興に形式の事までは気付かないまでも、魅力を感じる、、、、、
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