音楽スレッド[311]
2004 09/28 12:11
チアーヌ

今日、うちに、妹から「ディジリドゥ」が届いた。
「送るから」と、三週間前くらいに電話があったので、いつかくるだろうとは思っていたものの・・・・。とうとう来た。
オーストラリアから空輸で送られ、税関で二週間位とめられていたそうである。
ことの発端は、妹が新婚旅行でオーストラリアに行く、という話であった。
お土産なにがいい?というので、
「あー、口紅も香水もブランド品もいらないなあ、毎日幼稚園にお迎えに行くだけだしさ。あ、そうだ、アボリジニアートとか買ってきてよ」と、適当に言ったついでに、
「そーだ、ディジリドゥがいいかもー」
と、思いつきでものを言ったわたし。でも冗談のつもりだったのです。
「それってなに」
と、妹が言うので、いちおう、わたしも知らないながら説明しました。音マネとかしながら。知ったかぶりして。
「でもさ、冗談だよ、だってあれって大きいらしいし、高いだろうし」
「へええ、ふーん」
と、話して、そこで話は終わったはずだったのですが、
三週間前、無事に帰ってきた妹から電話が・・・。
「おねえちゃん、お土産買ってきたよ。まだ届いてないけど。ディジリドゥ」
「うそー」
「ほんと。わざわざあっちの楽器屋で買ってきたんだから、大事にしてよね。選ぶの時間がかかったんだからさ。ついでにわたしの分も買ったんだあ。いいね、ディジリドゥ」
「うそー・・・・」
「だからほんとだって」
冗談のつもりだったのにー。
大きいのと、虫などの問題があるらしく、すぐには届かないとのこと。あと、薬を(大麻とか?)隠す人なんかもいるらしく、税関で検査するとのこと。
そ、そんな大仰なものを、買ってこなくてもよかったのに・・・。
「ところでさー、わたし、吹き方とかさっぱりわからないんだけど」
「あ、なんかねえ、彼がその場で習ってたよ。あと、いちおう、教則本とCDがついてるかも」
「それって英語でしょ」
「たぶんね」
「たぶんって」
「あ、でも、あっちの楽器屋のおじさんは、日本人はまじめだから三ヶ月で音が出るようになるだろうって言ってたよ」
「なんだそれは」
「そのおじさんは二年かかったんだってさ」
「二年だと?」
というか、わたしは日本人だけどまじめだとはそんなにいえない。ということは、一生音が出ないかもしれないじゃないか。
「ま、楽しみにしててよ。ほかにもいろいろお土産買ったからさー」
「は、はい」

それが、今日、届いたのです。
出してみました。うーーーーん。
でかい気がする。独特な風合いの絵が描いてある。かっこいい。
す、すごいぞ。すごすぎて、とりあえず何をどうしたらいいもんかさっぱりわからない。
早速電話。
「と、届いたんだけど」
「あ、そー。良かった」
「どうすればいいの」
「飾っとけば?かっこいいでしょ」
「でも、楽器でしょ、せっかくだからさ、わたしだって音出したいじゃん」
「なんかね、彼は吹いてたよ」
「ほ、ほんと!」
妹の旦那は天才かもしれない。ディジリドゥの。
「でもさ、これ、筒状態じゃん」
「そうなんだよ、筒なんだよ」
「ねえ、教則本ついてないよ」
「あ、それうちで彼が見てるから」
「一個しかないの?それ」
「うん」
「コ、コピーして送ってよ!」
「あ、わかった」
「わけわかんないじゃん」
「そうだろうねえ」
「どうすればいいのよ」
「おねえちゃん、気合入れてうまくなってさ、ディジリドゥ奏者になって再デビューしたらいいじゃん」
「なんだそれ再デビューって」
「かっこいい!」
「無理だと思う・・・・」

と、いうわけで、うちにディジリドゥが来ました。
わたしは吹けるようになるのだろうか・・・・。
もしもどなたか、ディジリドゥが必要なかた、使用したいかた、いらっしゃれば、申し出てくだされば、貸し出しします・・・。
ちなみに、ディジリドゥとしては、小さいものだそうです。でも一メートルはあるかなあ。
吹けるようになりたいな・・・。
 
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