10/04 15:28
小池房枝
電車の窓から車椅子の男性が見えた。駅近くの路地、もう長いことなのか、今だけ骨折でもしたか、どちらにしてもトイレから外出から何から自由自在なわけはない。でも軽やかだった。どのように軽やかだったかというと、チャロ〜、チャロ〜と軽やかだった。小学校くらいの子が自転車で不精をして一回ペダル漕いで進めてるうちは足を止めとくような、そんなやり方で両腕を使って両輪を回していた。力がいることなので休み休みだったのだろうか。それにしてはチャロ〜、チャロ〜、だったのであった。良き道であれ。