2009 08/13 02:33
小池房枝
sage インドネシア語のしくみ、という本を読みました。マタハリ、という言葉、あれはマタが目でハリが天で天の目/即ち太陽のことなのでした。アイルマタ、目の水、涙。マタアイル、水源、泉。マタアギン、風の目、方角。ピサウはナイフでマタピサウ、ナイフの刃。ふぅん?と思ったのはタンダが印でタンダマタ、記念品。ウアンがお金でマタウアン、通貨単位というのは、なんとなくわかるのですが。日本語でいう目玉焼きはマタサピ、サピは卵じゃなくて牛、だそうです。牛の目。卵焼きの目玉焼き。
#目、という言葉はつくづく不思議な言葉だと思う。辿れば辿るほど深く広く天井高くひろがっていく鍾乳洞のよう。眼球とか、眼差しとかも同様に。おそらくは大和言葉の和語の日本語の祖語の基本語彙基底語彙のひとつ、母音で終る一音節からなる単語、ひらがな一つの一語、め。