ケータイ優先スレ2[559]
2009 06/27 03:54
小池房枝

先日、スティーブン・ロジャー・フィッシャーの「ことばの歴史」を読みました。まじめな本なのですけど随所に、笑えるけど此処で笑っちゃっていいんだろうかというような記述が多々ありまして、たとえば、以前にはサピア=ウォーフの仮説とともに引き合いに出されることの多かった、イヌイットの言語には雪をあらわす単語が何種類もあるという話。引用されるたびに数が増えてくとマリナ・ヤグェーロなんかが指摘してましたが、この本によると環境による現象、或いは心理言語学的な現象としてイヌイットのある言語には雪をあらわすことばが20、アイルランドのゲール語には緑をあらわす言葉が40、そして英語にはいったいジョークなのかマジなのかお金をあらわす言葉が226(!)あるんだそうです。
#定義は人によるがプログラミング言語も言語は言語であるとして、それが従来の言語と大きく違う点は生物学的でないこと、今のところ音声が伴わないこと、そして地理的なテリトリーを主張しないことだそうです。三つ目、泣きそうになりました。それでも笑ってしまいましたけど。
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