ケータイ優先スレ2[259]
2008 03/22 11:18
小池房枝

「ある研究集会で××っていう大数学者がものすごく難しい講演を聴いて本気になって目からピーって青い光線を出しているのを見たことがあるわよ。あの時、××は間違いなく神様と交信していたと思うのよね」
「先生、一般の方の前でそういう話をされると数学者に対して誤解を招きます」
「緑に輝くというゼータのかみさまに素数踊りを捧げて世界的な成果を次々と発表し続ける大数学者もいるわよ」
先日、「無限のスーパーレッスン」という本を読んでとても楽しかったです。こまじめな数学の本で、電車のほうが集中できるだろうと思って持って出たのですが失敗でした。笑いこらえるの苦しくって・・・。
でこれがただのギャグではなくてまたずっとあとのほうのページになってペレルマンという数学者さんの話になったときに「ちなみに××が青い光線を出していた講演ってペレルマンの講演だったのよね」
かのひとは職も財産もなく母親の月数万円だけの年金を頼りに森でキノコ狩りをして暮らしている人だそうです。なんかどこかで読んだことあります。ある意味有名人?フィールズ賞を辞退した前科(?)があるのでポアンカレ予想を解いた業績によるミレニアム賞をまた辞退するかどうか注目とのこと。
笑ってしまった箇所をあげていってもきりがないのですが、本文、本題においても、無限についての入門書によくある良心的な嘘も方便の下に何があるのか、あれらが何についての嘘も方便なのかを垣間見せてくれる良い本だったと思います。おすすめです。
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