2008 02/20 00:59
小池房枝
尊敬する二人の作家、レイモンド・チャンドラーとH・P・ラブクラフト。自分の文体はこの二人の影響だけを受けている。ちぐはぐさのようなものがあるとしたらそれは悪意ある世界にいつも怯えているラブクラフトの登場人物とそんなものは肩をすくめて振り払うフィリップ・マーロウとの違いだ、と言っている作家氏がいたそうだ。
肩をすくめたところで世界の悪意は消え去りはしない。だからといって背負っていなければならないいわれもない。ラブクラフトとハードボイルド、よきかな。
#あがるのも、たまにはいいならあらためて。