夢を見たら書き込むスレ2[7]
2007 03/11 01:19
佐々宝砂

昼夜逆転中ではあるが0:00まわったので昨日みた夢。

私は私立高校(共学)の二年生、女だけど男のふりして野球部のセカンド。だが二年になってからはキャッチャーもやらされている。一年のピッチャー藤森のどこにゆくかわからん球をまともに捕れるのが私一人だったからだ。藤森は小柄でがっちりで、私より背が低い。小柄な癖に球は重い。あまり強肩とは言えない私にキャッチャーはきつくて苦労している。どうみても私の方がピッチャーぽいのになあ。と思ったところで夢と気づいた。しかしこんなおいしい(?)設定を普通の明晰夢にするのももったいないと思い、そのまま夢の進行にまかせた。

一日の授業が終わって今から部活、というわけで廊下をてくてく歩いてたらいきなりでかい男に鳩尾を殴られた。かなり効いた。それでもめげずに何すんだと蹴りかえしてから相手が三年だと気づいた。やべっと思ったがもう相手は殴ってこなくて、藤森知ってるかという。知ってるけどどこにいるかは知らんですよ、と答えてグラウンドへ。藤森は来てない。軽く走って柔軟してキャッチボール。殴られどころが悪かったせいか気持悪い。グラウンドすみの側溝でげえげえ吐いたら、キャプテンがおまえ死にそうに顔色悪いから休んでろと言った。ベンチに戻って座ってたら、監督がきておまえ帰れと言った。

そんなに顔色わりいのかなあと思いつつ、グラウンドをあとにし、寮に戻ろうとしたが(全寮制なのである)、どうにも気持ち悪いのが収まらないのでとりあえずトイレに行こうとわりと近くにある礼拝堂(ミッション系私立なのだ)の外にあるトイレを借り、胸に巻いたサラシを外してカバンに突っ込んだ。まだ夕方で礼拝堂にはひとがたくさんいた。藤森バカは礼拝堂にはいないだろうと思ったが中を覗いてみた。聖歌隊が合唱していてきれいだったが藤森はいなかった。

サラシをとったせいか気持ち悪いのが治ってきたので、なんか意地になって藤森を探した。藤森は制服姿で校舎の裏にいた。あざだらけで埃まみれで、どうやらケンカしたらしい。バカ野郎ケンカしたら甲子園に行けないじゃないかと叫んだら、どうせ俺行けませんよ、だって先輩女でしょ、と笑った。ちょっと待った何を根拠に?と慌てて訊くと、男だったら何を根拠に?なんていいませんよ、俺は男だで押し通しておしまいです、とまた笑う。なんかむかついてきて、女だってバラさなきゃ行けるよ!と言った。自分で自分は女だとバラしてるよーなものである。ほら、とまたまた笑われた。

ちくしょーと思ったが、藤森はバラさんだろうと思った。藤森のクソボールを捕れるのは今のところ私だけなのだから。私としても藤森のケンカ騒ぎをバラしたくないと思った。セカンドとしての私はどーもレギュラーになれそうにないからだ。しかし、ノーコンでどこにゆくかわけのわからない変化をするボールを投げる藤森は、もうすこしコントロールがよくなったらレギュラーになれるかもしれない。あんなクソボールを打てるのは岩鬼くらいだ。なんだかんだ利害関係は一致する。

ともかくケンカの痕跡をなくそうと、カバンからタオルを出して血や泥をぬぐった。藤森はおとなしくしていた。まあだいたいきれいになったかなと思ってタオルをしまうと、先輩女らしいですね、といわれた。バカ言え!と怒鳴ったが内心くすぐったくて照れくさいので、背中を向けてとっとと帰ろうとした、とたん、気持ち悪いのが再発した。校舎の壁に両手をついてオエエとやったが、水しかでてこない。

どうしたんですかと藤森が訊く。三年のでかいのに腹をやられてから気持ち悪いのだ、と答えたら、クソッあの野郎!と藤森が怒りだした。そのままケンカに飛んできそうに思えたから、頼むからケンカはやめてくれと上着の裾をひっつかんでひきとどめたが、気分悪いのが最高潮に達してぶっ倒れた。気がつくともう暗くて、同じ校舎の裏にいた。藤森もまだいて、先輩一人で寮に戻れますかと心配そうに訊く。帰れるよーと立ってはみたがふらつく。肩貸すか背負うかしますよ、というから肩に手をまわした、

というところで、私のモノカキとしてのスケベ根性がわき上がったのであった。これは夢である。私はそれを知っている。こういう設定でこういうシチュエイションの場合、以後の展開と描写は、これが少女マンガか少年マンガかでえらく違うよなあ、と思ってしまったのだった。少女マンガなら、多少の接触はあっても基本的になんもないまま寮にたどりつくであろう。少年マンガでもたぶん基本的にはなんもないだろうが、藤森側にどういう変化が起きたか描写されるであろう。思い出してほしい、なんしろ私はノーブラである(笑 うーん、うーん、私がマンガ家ならどうするだろうと考えていたら目が醒めた。なんか非常にもったいない気分。

#小柄なピッチャーの球が軽いというのは俗信。
#ボールに重いも軽いもないという説もある。
#というような記事を昨日読んだのでこんな夢をみたか?
#ちなみに、私に藤森という名の知人はいない。愛人もいない。
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