2008 11/07 04:27
虹村 凌
幾つか夢を見たのだが、その中で覚えているものをひとつ。
場面は唐突にトンネルを抜けた原っぱで始まる。
トンネルと言っても小さいもので、少し大きいガード程度のものだ。
百眼の連中がそこで何かやってるんだが、何してるかはわからない。
その「何か」が終わったのか、帰り支度をしている面々。
俺も帰ろうとするが、今さっき来た道は水で溢れて川になっており、
到底歩いて帰る事は望めない。
渡りに船とは良く言ったもので、そこに舟が浮かんでいる。
細長いシーカヤック的な舟で、みんなで折り重なるようにして乗った。
その舟はさっき出てきたトンネルの中に入ったのだが、
ある程度のところでゴツンと止まった。
浅瀬にたどり着き、段差にひっかかったようだ。
みんなで舟を降りてトンネル内を歩き出した。
トンネル内は雑然としていて、よくわからない事になってる。
イメージとしては、AKIRA的な攻殻的なトンネルである。
それよりもうちょっと現代的かもしれない。
そのトンネルは、誰かのたまり場なのかも知れない。
少し行った所で、セブンスター3箱を拾った。
他は空き箱ばかりだった。俺は空き箱を蹴り散らかした。
更に少し進むと、階段がある。
四角い螺旋階段で、どうやらそれを降りねばならんらしい。
その階段はトンネルとは違って、何だか学校っぽい感じがした。
踊り場にスチールのデスクがあったり、棚があったりする。
階段も明るいし、各踊り場の向こうには人の気配がする。
百眼の大島が一番先を降りている。何を急いでいるのか聞くと、
「早く装備を変えなきゃならないんだ!」とだけ言って、
後は何を聞いても答えずにもくもくと折り続けた。
途中の踊り場に「大島装備リスト」と言うのが張り出してあった。
全然コンプリート出来てないリストであった。
これは大変だ、と思いつつ後ろを振り返ると誰もいない。
みんなはエレベーターで降りたようだ。何と卑怯な。
俺は途中で階段を下りるのを止め、踊り場にあるドアを開けてみた。
そこはどこにでもあるような学校の廊下が広がっていて、
幾人かの生徒が行き来していた。俺の存在をとがめられる事も無い。
俺は、どうしたものかと迷ってる。
うちに眼が覚めた。よーわからん。
#百眼の連中、と言うのは百目小僧の事では無い。
#虚飾集団 廻天百眼と言う団体の面々の事である。