2008 06/06 07:58
あおば
チャイムが鳴っている
こんな雨の降る夜遅く
いったい誰がと
面倒だなと思ったら
目が覚めた
#耳鳴りがしている
#やけにはっきりチャイムが聞こえていたが
#耳鳴りの音色とは違うので訳が分からない。
#その前にも夢を見たようなので思いだしてみた。
夕食後、近所のお宅に相談事で訪れたところ、
そのお隣の家は無人となっていて、床が無くて、
縁の下の土がむき出しになっている。
細い柱が重たい屋根と壁を支えている。
明るい電球が点灯しているようで、床のない部屋を明るく隈無く照らしている。
昼間のうちに電灯を消すのを忘れて引っ越したのだろうが、24時間この状態だとがずいぶん電気代がかかるな、しかし点灯し続けているところを見ると、電気料金は振り込まれているのだろう。ケチなことを考えながら明るい部屋の光源を見てやろうと、右手に回ったら、天井から細い紐で30センチくらいの水晶の楕円体がぶら下がっており、その楕円体に右上方から強烈な光が当たって透明な楕円体の表面は飴色に光り、なにかが微かに生成されているようにも見える。楕円体の下には数名の白い着物を着た男女がむき出しの細い腕を伸ばし、楕円体の表面の微かな生成物を指でこすり取り、指をぺろぺろ舐めている。
そのカルト的な異様な光景から目を逸らし、目的の近所のお宅のダイニングルームに上がったら、ホームパーティーの準備中で、床に三列細長いテーブルを並べ、人数分のショートケーキが皿に載っていて、その上にホワイトチーズを載せている最中だったが、その役が私に回ってきて、いざ作業をしようとしたら、載せていないのは最後の一つだけで、不器用な手つきで四角く切ったホワイトチーズを載せていたら、横にいた人が、自分の分だけでは足りないのか、あまったのを少し頂戴と手を出すので、一人分より分けてスプーンで渡すと、残ったチーズは私の分だけになっている。私のケーキはどれだろうと探しているうちに、パーティーは終わったらしく、皆集まってなにやら話をしているが、知らない人ばかりなので少し離れたシートに腰掛けてぼんやり時を過ごす。
ずいぶん遅くなったなと気がついて、周章てて帰宅する、途中、用件を果たすを忘れたのに気がつくが用件はなにだったかも思い出せないが、月明かりは路地の地面を明るく照らし、舐めるように道筋を示していて、いつの間にか生家の玄関前にたどり着くが、今現在、そこはすっかり変わっているはずで、眺めている目前の光景は現実ではないことが分かった。