夢を見たら書き込むスレ2[309]
11/21 16:09
佐々宝砂

夜。家の外で犬が寝ている。そのそばに糸を引くピンク色の球体が落ちてくる。目を覚ました犬は突然墨色のシルエットになり糸にぶらさがって空を飛ぶ。飛んでいる犬は一匹ではなくて数十匹、ときおり糸が切れて何匹か落ちてゆく。犬は必死に糸にすがる、あれ、と思ったら犬と見えたのはみんな人間、それも女性で、糸にひかれてたどり着いたのは稲荷とおぼしき神社。参道のきつい階段をシルエットの女性たちが登ってゆこうとすると、鳥居の手前に屋台店を出していた年配の女性が「嫁入り前の娘がこんなとこにくるもんじゃない」と一喝する。我にかえった女性たちは家に戻ってゆく。という騒ぎの最中に私のかつての同僚が屋台から箱を盗みとってゆく。いま見たものはなんなんだと思いながら私は宿に帰る。二階に行くと布団が敷いてあってさっきの同僚がいた。綺麗な本を何冊か私に見せて「今日はふたりきりでつきあってもらうよ〜」という。その様子が可愛くてどきどきしているうちに他のメンバーが部屋にきてふたりきりでなくなってしまう。なんとなく話しそびれたまま消灯で、気分の暗い私はベランダで煙草をふかした。
#この同僚は女。汚したくなくて手が出なかった。今も好きだと思う。
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