2007 10/25 02:03
虹村 凌
僕は家に帰る途中、何かに追われている気配を感じた。
どこからか声が聞こえる。
「家の前で待ち伏せて勧誘しよう」
勧誘、と言う言葉から宗教関連だ!と思った僕は、
家の前に警察をよぶべく両親に電話するも、出ない。
ヤバイと直感した僕は、大通りに出る。
前に夢に出てきた本屋が、大きく改装されていて、僕はそこに飛び込んだ。
続きか続いてないのかわからないけど、僕はガソリンスタンドにいた。
ガソリンスタンドの事務所らしき所にいて、
僕は万引きの罪を着せられている。
するとそこに、何年か前に一緒に派遣バイトをした、
本業がダフ屋の男によく似た、非常にガラの悪い男が入ってきた。
男は僕の袋からプリングルスを取り出すと、自分の袋に入れた。
僕にしては珍しく、強気で「返してください。back the fuckin shit」と
日本語と英語の両方で男に返すように迫る。
すると男は、「じゃあ俺の代わりにムショに入ってくれ」と言い出す。
男は殺人罪で追われているらしく、身代わりが必要だとの事。
「別に構わないが、そんな嘘はすぐにバレるよ」と忠告。
「僕は年の半分も日本にいないんだから」と言うと、
男は「あぁーそっかー!じゃあ仕方ねぇな!」と言って頭を抱える。
その後、少しだけ雑談をして、僕はスタンドを出る。
気がつくと、高校の頃の剣道場によくにた場所にいて、
みんなでたむろって飯を喰っている。
大学であった友人等もいて、面子はバラバラである。
K氏(実在)に「そう言えば、あのガソリンスタンドの男は、
前にKさんが住んでたアパートの同じ部屋に住んでたそうですよ」
と言うと、K氏はニヤリと笑って煙草をふかしていた。
僕はようやく家に帰る事が出来たのだが、実家の様子がおかしい。
西洋趣味になっている。カーテンがフリフリのレースだ。
家の前に見知らぬ車が止まっていて、親戚が乗り込んでいた。
作務衣の上に白いドレスを着ている。何かを売りながら走る車のようだ。
僕は親戚に手を振りながら、家の中に入る。
両親は二回のベランダで親戚を見送っていた。
何となく、狭い車内でせわしなく動く作務衣姿の親戚の姿を想像した。
僕はその家が、前に出てきた改装中の家が完成したものだと気付く。
しかし、これが夢である事には気付いていない。
僕は玄関前にある荷物を持って、再び家を出る。
気がつくと僕はガソリンスタンドに立っていて、
例の男が店員として働きながら、灰皿をわざとひっくり返し、
客に因縁をつけているのを見た。
足元では、知り合いの女が掃除をしていた。
俺に何かを聞いてきたが、何を聞いてきたかは覚えていない。
無視した事は覚えている。
僕は友人の誕生日パーティーに出席する事を思い出し、
慌ててタクシーに乗り込む。するとタクシーは、
何を思ったのか、ガラの悪い男の前の住居であり、
K氏の前の住居でもあるアパートの前で車を止める。
僕が降りた瞬間に、出発しようとするので、
僕は慌てて止めて、荷物を下ろす。
トランクに荷物が残っているのに、また行こうとするので、
僕は慌てて止めて、トランクの荷物をおろす。
気がつくと、僕は荒廃したガソリンスタンドの前にいる。
クラスメイトのノエール(実在の人物)と手をつないで立っている。
近くには、小学校のときの同級生のS氏(実在)がいる。
僕らはガススタンドを出ようとするが、ノエールは急に、
「やっぱりお父さんに一言言ってから出るわ」と言い出し、
ガススタンドの中に入っていく。僕らも後を追う。
中は立派な日本家屋になっていて、ノエールは凄い速さで奥に入ってく。
僕とS氏は、ノエールが入っていった部屋に入る。
S氏はふすまを開けて、一歩入ってから「失礼します」といった。
僕は敷居をまたぐ前に、「失礼します」と言ってから入り、
ふすまを3回に分けて閉めた。高感度アップを狙っていたのを覚えている。
囲炉裏の前に、原田義雄みたいな男が座っている。
「で、君たちはうちの娘が好きなのだな。」
と言う。うん、まぁ好きだな、と思う。
「ノエールも、この男達が好きなのだな」と言う。
ノエールは頷く。
原田義雄みたいな男は、再び俺達に聞く。
「君たちは、本当に好きなのだな?」
S氏はかしこまって、頭の角度をカクカクさせながら、
顔を真っ赤にして、うつむいて「好きです」といった。
ノエールとそのオヤジの目がこちらに向く。
俺は、ここで「好きじゃないです」とは言えない、と思うのだが、
俺が好きなのはMちゃんであって、ノエールじゃないんである。
どうしよう、本音を言ったらタダじゃすまなさそうだな。
でも、嘘ついたら偉い事になりそうだな。参ったなァ。
と思ってたら目がさめた。すっげー意味不明。