06/03 17:57
川村 透
ドジさん、お気を悪くされたのなら申し訳ない事です。
その工場は「工業地域」という住居地域から離れた場所に「工場を建てるために用途地域を定められた」場所に立地しています。工員の皆さんは所定の防護策をこうじて勤務されています。工業を専ら行なう敷地としては、所定の安全対策はとられている、との見解を、市はとっています。ことが小学校だったから、「まち全体の問題」だったのです。結果として、市も企業も、こどもたちの安全のために当該敷地案は撤回しました。ただそれだけです。大人が大人の責任において職業人として工場に勤務していることと、小学校にかようこどもが無自覚なまま危険にさらされることとは、話しが違います。僕はそのこどもに恨まれようが、とりかえしのつかないくらいあぶないところでヤンチャするこどもは、張り倒して首ねっこつかまえてでも、親のところへ返します。僕はほんとうにこどものことを思うのなら、ほっておかず張りとばすことを選びます。土壌汚染が複世代にわたって遺伝子レベルでヒトを傷つける危険性が、現場において意識されそれを改善するための「実務」がようやく動き始めたところなのです。それは企業においてもようやく取り組みが本格化したところなのです。だから、過去にさかのぼってすべて汚染を除去せよと無理は言えません。僕たちは、そして日本の誰もが高度成長時代の、汚染なんて気にしなかった時代の「経済」の恩恵を受け、同時に負の責任も背負っているからです。でも、その危険性がはっきりとわかった「今」以降の次世代にはなるべく負の遺産は背負わせたくない。それだけです。