☆現代詩フォーラム古典部☆[47]
2007 03/15 23:30
遊羽

鎌倉の小町通りより踏切に至る横町に牀屋あり。
何の變哲もなき店なれば觀光客過ぎゆく事常なれど
一度足を止め眺むるに足下に數多の生首あり。
肝潰して見入るに牀屋が手習いに用いる鬘を植木鉢
變はりに用いたる樣いとおかし。
此こそ正に鎌倉の隱れたる名物なり。
今は折にならいて梅の花を咲かせたる樣中々に見事なり。
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