☆現代詩フォーラム古典部☆[17]
2007 02/03 23:00
ぽえむ君

はるか西の国に、「てこ」といふものありて、
小さく、黒きさまなれど、口の中にて雪のやうに消え、
えもいわず甘し。
如月の十四日に、をんなよりをのこに与ひければ、
文書かずして恋をするとや。
わが身、今だにこの風流を受けざりければ、いみじふ
鄙びたる心にやあらむ。

ふるるの君へ
今の文を雅にかへし給ひけり。
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