新春の陽
山崎 風雅

 うららかな新春の陽
 罪深い右手をかざす
 神とは偉大なもの
 すべて必要なものは与えられてる
 新たな旅立ちの準備を整え
 道端の野草ひっそり見守る
 綱でくくられた生活
 生きているのか 
 死んでないだけなのか
 いつだって突然
 着信の音は響く
 光り散らばるベランダで
 反り返って見る空に
 一群の雲
 僕達を見下ろしてる
 とりとめのない会話に
 小さな光りを見つけて
 鳴き止むことをしらない仔猫に
 まだ終わらない生命の熱を感じ
 進むべき道を具間見る



自由詩 新春の陽 Copyright 山崎 風雅 2007-01-04 12:15:08
notebook Home 戻る