おやすみなさい
秋月 笑

にがい涙を飲んで
つらい言葉を口にした
そんな日は、

?おやすみなさい?

両の睫毛を閉ざし
なにもかも忘れて

やわらかい場所に
からだをあずけて
梯子はしごから梯子へと
夢をたどって

どこまでも おゆきなさい
きらきらと降る時間
そのなかで ただ

おやすみなさい
いとしいあなた

おやすみなさい
銀の月が
朝にとけてしまうまで


自由詩 おやすみなさい Copyright 秋月 笑 2006-12-22 20:59:12
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