寝るより楽はなかりけり
山崎 風雅

 ひとひらの思い出のカケラ
 走馬灯のように右脳を走る
 凍えてぬくもり求めて歩いた我が青春
 過ちをするなとは言わないけど
 繰り返さないこと
 それこそ大事
 絶え間なく続く命の鼓動
 今日も一日絶望と語り合った
 たぶん明日もご訪問
 いいんだ、いいんだ
 これが俺の生きる道
 行くあて求めてさ迷う友人
 少しばかりの光りを分けて
 暗闇消すのはお手のもの
 酒場で大将、機嫌よかったな
 また、立ちよって世間話に花よ咲け
 そらま、窮屈な生活だけど
 住めば都
 俺の住んでる所も都
 暖かい色した街過ぎて
 時計の針も日を過ぎて
 尋常じゃない毎日だけど
 苦しさは友
 忍耐は母
 強さは父
 胸に秘めた想いを
 冬の夜空に放ったら
 ご機嫌な明日作るため
 ふとんにもぐり込んで
 夢飛行

 
 寝るより楽はなかりけり






自由詩 寝るより楽はなかりけり Copyright 山崎 風雅 2006-12-16 01:53:11
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